大学教育人材育成プログラム

Educational Management and Leadership Program for Higher Education Innovation

2012

EMLP

大学教育人材育成プログラム

2012年度プログラム(EMLP※)

※EMLPとは、履修証明プログラム「大学教育人材育成プログラム(EMLP)」の略称。LADは、EMLPを発展・継承したプログラムです。

 STEP.1  大学教育マネジメントの視点を発展させる

キックオフ・ワークショップ

参加者は,応募の際に提出したレポートを基に、所属機関・部局が直面し,解決しなければならない課題についてプレゼンテーションを行います。課題のプレゼンテーションとその後のやり取りを通じて,大学教育マネジメントという見方を発展させ,課題へのアプローチ方法について考えていきます。

また,カナダの高等教育に関する講演を聞き,昨年度参加者による体験談を踏まえて,2nd stepの効果を最大限に引き出すための準備を行います.

活動内容

カナダ(オンタリオ州)の高等教育に関する講演
昨年度参加者によるプログラム体験談
各参加者によるプロジェクトのプレゼンテーション

カナダ・クィーンズ集中コースのオリエンテーションを兼ねたワークショップです。
参加者は,派遣先であるカナダの高等教育制度について,カナダの高等教育に関する日本人エキスパートの講演を聞き,基礎的な知識を得ます。このパートは,外国の高等教育に照らしながら自らの課題を分析するための準備の第1歩です。
また,昨年度参加者より,集中コースでの学びを最大限に引き出す心構えなどについて,体験談を聞きます。これは第2歩です。
次に,参加者は自身の解決課題(=個人プロジェクト)についてプレゼンテーションし,参加者相互及びアドバイザーとの討議を通じて問題分析と課題の整理を行います。

アドバイザー:
小笠原 正明(北海道大学名誉教授)
吉武 博通(筑波大学大学研究センター長)
沖 裕貴(立命館大学教育開発推進機構・教育開発支援センター長)

講 師:
溝上 智惠子(筑波大学教授):カナダ高等教育について
長澤 多代(三重大学准教授):昨年度のプログラム体験談

日 程:
2012年8月20日(月)- 21日(火)

場 所:
東北大学川内北キャンパス

 STEP.2  問題解決への多様なアプローチを知る

クィーンズ集中コース

参加者は,応募の際に提出したレポートを基に、所属機関・部局が直面し,解決しなければならない課題についてプレゼンテーションを行います。課題のプレゼンテーションとその後のやり取りを通じて,大学教育マネジメントという見方を発展させ,課題へのアプローチ方法について考えていきます。

また,カナダの高等教育に関する講演を聞き,昨年度参加者による体験談を踏まえて,2nd stepの効果を最大限に引き出すための準備を行います.

活動内容

クィーンズ集中コースの受講
個人プロジェクト(改革案作成のための現地調査)

クィーンズ大学教授・学習センターが(Centre for Teaching and Learning)と提供する5日間の特別コースです。参加者は教育改革に必要な知識・技能に関する共通コースワークの受講に加えて、各自の課題に関わるリサーチを行う独自研究を進めました。クィーンズ大学の教育マネジメントを学び,問題解決への多角的なアプローチに触れました。教育改善や教育開発の分野で世界をリードしているCTLの教員が講師となり,1 週間の集中コースを提供します。

講 師:
クィーンズ大学教授・学習センター
センター長 ジョイ・マイティ(組織行動学)
副センター長 デニス・ストックリー(教育心理学)
教員 アンディ・リージャー(理学療法学)
エデュケイター・イン・レジデンス ジョナサン・ローズ(政治学)

場 所:
Donald Gordon Conference Centre, Queen’s University

日 程:
2012年9月24日~28日(5日間)[9月22日出国・9月30日帰国]

クィーンズ集中コースの内容

クィーンズ集中コースは,全員が受講する共通部分(午前)と,個人プロジェクトに取り組む個別部分(午後)とに分かれています。
午前は,参加者が質保証や学生の学び,教育・学習に関する研究法などについてセミナーを受講します。
午後は,自身の立てた調査計画に沿って,クィーンズ大学をフィールドに様々な知識や情報を獲得し,改革案作成に繋げていきます.

 STEP.3  改革案を磨き上げる

コンサルテーション・ワークショップ

1st stepならびに2nd stepの成果を盛り込み,改革案を作成します。また,このステップで一度,作成した改革案を互いにシェアします。
参加者は互いの案へのコメントやディスカッションを通じて,ここで更なる飛躍のきっかけとなる新たな示唆を得ます.

活動内容

アドバイザーや参加者同士での議論を通じて、改革案を磨き上げる

改革案の質を更に上げるべくきっかけを用意すべく行われる,参加者へのコンサルテーションを目的としたワークショップです。第1ステップならびに第2ステップのフォローアップとして行われます.

日 程:
2013年1月(2日間)

場 所:
東北大学川内北キャンパス

 STEP.4  改革案を完成させる/実施する

改革案ポートフォリオの作成と提出

一連のステップを通じて得た知識・技能を用いて、各自の機関・部局が抱える課題に対する改革案を完成させます。参加者によっては、改革案の部分的な実施結果も併せて提示することになります.

活動内容

自身で設定した課題に対する改革案のレポート作成・提出(英語版のサマリーも併せて提出)

なお、レポートはポートフォリオ形式での提出とする。したがって、改革案を執筆する過程で作成した副産物や参照したデータ等、改革案の有効性を支持するものがあればそれも併せて提出すること.

締 切:
2013年3月中旬