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ご挨拶 /CPD とは / メンバー / 拠点紹介

ご挨拶

野地 智法

東北大学 大学教育支援センター センター長
農学研究科 教授

野地 智法

大学という組織は、様々な立場の人材が属する教育・研究機関です。学生に対する教育に加え、研究活動が合わせて行われる大学では、それに関わる、それぞれの立場に応じた能力向上が絶えず求められます。我々大学教育支援センターでは、大学に関わる様々な人材の支援を主たる業務とし、日々、活動しております。

大学教育支援センターは、2010年度に文部科学省より教育関係共同利用拠点の認定を受け、大学に関わる教職員や、将来、大学に関わることを希望する人材育成を目的とした各種のプログラムを開発し、日本国内の多くの大学に提供してきました。現在は、「大学教育イノベーション人材開発拠点」を事業課題とし、3期目(2021-2025年度)の活動を実施中です。3期目の事業では、1期目、2期目で培った経験・実績を活かし、大学教員準備プログラム(Preparing Future Faculty Program: PFFP)、新任教員プログラム(New Faculty Program: NFP)を継続開講することで、大学教員としての基礎力および省察力を育む機会を精力的に提供しております。コロナ禍を経験し、大学教育支援センターが提供するこれらのプログラムの形態もより学習しやすい仕組みに作り替えました。教育の基礎から最新の教育技術までを網羅し、自信を持って教育活動に取り組めるよう支援しています。

また、2023年度からは、大学の研究室主宰者(Principal Investigator: PI)をめざすための人材育成を目的としたプログラム(Future Principal Investigator Program: FPIP)および、初期キャリア段階の職員を対象とした大学経営基礎講座の提供を新たに開始しました。FPIPでは、研究室運営に必要とされる研究能力以外の各種の能力(ラボ教育、マネジメント・リーダーシップ、国際感覚、産学連携)について考える機会を、また、大学経営基礎講座では、教育、事務組織・法令、財務、マネジメントに関する学びの機会を提供しており、多くの参加者を得ております。

大学教育支援センターが2010年より提供してきた数々のセミナーは、PDPオンラインとして動画化されており、全国の大学のFD等でいつでも活用頂ける様、配信しております。私たちの使命は、教員の専門性向上と教育方法の革新を通じて、学生の学びを最大化することです。特に、最新の教育理論や技術を積極的に情報提供することで、教員が常に最高の教育を提供できるようサポートしてきました。このような趣旨の下、PDPオンラインでは、これまでに実施した大学に関わる教職員のキャリアパスに応じた研修を、動画教材としても末永く利用できる様、キーワード毎に整理して継続的に提供しております。専門性を必要とする部局ごとのFDとして相応しい動画教材も豊富にそろえておりますので、是非、ご活用頂ければと思います。

大学教育支援センターは、大学に関わる人材の活動を支援すべく、これからも各種のプログラムを開発し、提供していく予定です。私たちは、教職員一人ひとりが持つ教育への情熱を尊重し、その情熱を最大限に引き出すための環境作りに努めています。そして、共に学び合い、成長し続けるコミュニティを築いていきたいと考えています。大学教育支援センターの活動に是非ご期待頂き、さらには、我々が提供する各種のプログラムへの積極的な参加を心よりお待ちしております。

CPDとは

概要

大学教育支援センター(Center for Professional Development; CPD)は、高度教養教育・学生支援機構(旧:高等教育開発推進センター)が教育関係共同利用拠点としての役割を果たすために設けた業務センターです。

高度教養教育・学生支援機構は、2010年3月に文部科学省より教育関係共同利用拠点として認定を受け、第1期(2010~2014年度)は「国際連携を活用した大学教育力開発の支援拠点」として、第2期は(2015〜2020年度)は「知識基盤社会を担う専門教育指導力育成拠点-大学教員のキャリア成長を支える日本版SoTLの開発」(2015~2020年度)として認定を受け、活動してきました。
そして第3期(2021〜2025年度)からは「大学教育イノベーション人材開発拠点」として新たな認定を受け、これまでの活動の継続と発展に努めています。なお2019年からは文部科学省より「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」が採択され、社会人の学び直しを含む質の高い実務家教員育成研修プログラムの提供も行っています。

高度教養教育・学生支援機構は、高大接続と入試、全学教育の開発と推進、高等教育国際化の推進、学生相談と学生支援、保健管理と健康指導、高等教育の研究と開発などを使命とし、11のセンターを設置しています。大学教育支援センターは、これらのセンターの先進的な取り組みと成果を学内外に発信し、日本の高等教育の向上に寄与するインターフェースの役割も担っています。

メンバー

センター長

野地 智法

高度教養教育・学生支援機構,農学研究科 教授

副センター長

戸村 理

高度教養教育・学生支援機構 准教授

副センター長

山内 保典

高度教養教育・学生支援機構 准教授

大森 不二雄

高度教養教育・学生支援機構 教授

杉本 和弘

高度教養教育・学生支援機構 教授
教育評価分析センター長

理系PIをめざすための準備プログラム支援

中村 教博

東北大学客員教授・名誉教授/東北学院大学高等教育開発室教授

支援スタッフ

塚部 恵

事務補佐員

拠点紹介

教育関係共同利用拠点

社会と学生のニーズに応え、質の高い教育を提供するため、大学の人的・物質的資源を共同利用し、他の国公私立大学との連携を進め、高度な教育を展開していく制度で、2009年に文部科学省が創設しました。令和2年現在、留学生支援施設、大学の職員の組織的な研修等の実施機関、練習船、演習林等、農場、臨海・臨湖実験所、水産実験所などの種類があります。

本機構は、全国で15ある大学の職員の組織的な研修等の実施機関の1つとして認定されています。

大学教育イノベーション人材開発拠点

「大学教育イノベーション人材開発拠点」(2021-2025年度)は、第1期および第2期における本拠点の特色と成果を活かし、以下の基本的方向性のもとで、これまでの取組のさらなる発展を目指します。またコロナ禍により変革が進む世界の高等教育改革の動向を踏まえながら、日本の高等教育改革を先導する人材育成に努めます。

【基本的方向性】
●第一期・第二期の本拠点の成果の上に立ち、日本や世界の高等教育の現況や政策動向を踏まえつつ、未来を拓く大学教育のイノベーションに貢献する人材開発拠点を目指し、FD・SDプログラムをブラッシュアップする。
●様々なキャリア・ステージにある大学教職員を対象に、各自の職階・職務に応じて変革を主導するイノベーション人材の開発を推進する。その際、前向きなマインドセット、俯瞰的視野及び深い専門性の涵養に重点を置く。
●学修成果向上のエビデンスに基づく授業変革とその普及のための教学マネジメントを担う人材開発に貢献する。
●イノベーション創出拠点たる大学のガバナンスやマネジメントをイノベーティブにするための知見を提供する。
●国の補助事業「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」との連携により、効果的な取組の展開を図る。

共同利用運営委員会委員

メンバー

野地 智法

東北大学高度教養教育・学生支援機構 大学教育支援センター長,農学研究科 教授

戸村 理

東北大学高度教養教育・学生支援機構 大学教育支援センター副センター長,准教授

山内 保典

東北大学高度教養教育・学生支援機構 大学教育支援センター副センター長,准教授

山口 昌弘

東北大学副学長,高度教養教育・学生支援機構 副機構長,理学研究科 教授

大西 直文

東北大学工学研究科 教授

野口 和人

東北大学教育学研究科 教授

位田 隆一

一般社団法人 国立大学協会 専務理事

柳澤 康信

倉敷芸術科学大学 学長

吉武 博通

学校法人東京家政学院理事長,筑波大学名誉教授

井上 史子

早稲田大学 大学総合研究センター 教授

深堀 聡子

九州大学 教育改革推進本部 教授

小出 秀文

日本私立大学協会 常勤常務理事